韓国コンテンツの影響力はアジア太平洋地域を超え、世界でもその存在感を示している。
11月21日(現地時間)、シンガポールのマリーナベイサンズコンベンションセンターで、2025年公開予定のアジア太平洋地域(APAC)ディズニープラスの新たなオリジナルシリーズを紹介する「ディズニーコンテンツショーケースAPAC 2024」(Disney Content Showcase APAC 2024)が開催された。
このイベントは11月20日から21日にかけて行われ、2025年以降に劇場公開またはストリーミング予定の作品を一足先に披露する場となった。初日(20日)にはディズニーのクリエイティブスタジオが手掛ける作品の予告編や独占映像が公開された。
新たなラインナップ公開に先立ち、ディズニーアジア太平洋地域オリジナルコンテンツ戦略責任者のキャロル・チョイ氏は、ディズニープラスがサービス開始5年で大きな成長を遂げたと述べた。そして「2025年も充実したアジア太平洋ラインナップとともにクリエイティブな成果を期待できる」と自信を見せた。
ディズニープラスで配信された作品の中で、特に注目されたのが韓国のオリジナルコンテンツだという。キャロル氏は「ディズニープラスで新たに公開された9つのコンテンツのうち、韓国シリーズが大きな注目を浴びた」と説明し、韓国アクションドラマ『キラーたちのショッピングモール』がアジア太平洋地域で最も視聴されたシリーズであると明かした。
また、バラエティジャンルでも韓国のコンテンツが成功を収めた。BTSのジミンとジョングクが出演した旅行記『これで合ってる?!』がアジア太平洋地域で最も多く視聴されたバラエティ番組となり、「この作品はアジア太平洋地域だけでなく、世界的にも高い視聴率を記録した」と述べた。キャロル氏は「これはアジア太平洋地域のストーリーテリングが世界的にエンターテインメント消費の重要な一翼を担っていることを示している。また、熱狂的なファンダムがその背後に存在する証でもある」と強調した。
さらに、『最悪の悪』、『キラーたちのショッピングモール』、『ガンニバル』といったディズニープラスのコンテンツが主要な賞を多数受賞したことに触れ、キャロル氏は「アジア太平洋地域のコンテンツ戦略は、プレミアムと才能開発に集中した結果」と評価。「真摯なストーリーテリングは世界中の観客をつなぎ、作品の成功に貢献している」と述べた。
また、韓国オリジナルコンテンツの成功を受けて新たなラインナップが公開される予定であることを示唆し、「日本のアニメラインナップも強化され、来年にはオリジナルシリーズ『ガンニバル』のシーズン2が登場する」と発表した。
記事出典: MKスポーツ(韓国)