HYBE内部で作成・共有された「ウィークリー音楽産業レポート」に関する波紋が続いています。
11月1日、HYBE社員を名乗るネットユーザーがオンラインコミュニティに「ウィークリー音楽産業リポート」と題した資料を公開しました。このユーザーは、数百ページに及ぶ文書ファイルと身元証明となる証拠を公開し、HYBEが競合アイドルグループに対する「逆バイラル」を実行していると主張しています。
この文書は、先月24日の国政監査で一部が公開されてから連日話題となっているものです。HYBE系列レーベルのCレベル(最高責任者)に共有されたこの文書には、国内大手事務所に所属するアイドルの実力や外見に対する評価が含まれており、自社アーティストと比較し他のアーティストを貶める内容が波紋を呼んでいます。
最初は競合会社やアイドルグループに関する内容が中心でしたが、次第にさまざまなバラエティ番組や業界全体に関する記述も含まれていることが判明し、大きな議論を巻き起こしています。約2年以上にわたり蓄積された文書と推測され、今後も新たな内容が公開される可能性が高いとされています。
HYBEは収拾に乗り出していますが、事態の沈静化は難航しています。10月29日、HYBEのCEOイ・ジェサンは「文書内容が非常に不適切であり、言及された外部アーティストに公式に謝罪する」と述べましたが、世論の反発は収まっていません。さらに、文書で言及された所属事務所の関係者は「会社からの謝罪は受けていない」と主張しており、逆バイラル疑惑についてもHYBEは「全く事実ではない」としていますが、内部告発者は「多くの部分が実際に計画されていた」と反論しています。
グローバルファンもショックを受け、SNSやオンラインコミュニティで文書や翻訳が拡散されています。ファンの怒りは高まり、先月29日にはSEVENTEENのメンバー・スングァンが「アイドルを軽く見ないでほしい。我々は誰かのアイテムではない」と批判文を投稿したことも、反発の声をさらに大きくしました。
HYBEとその子会社Weverse Companyは、9月に「2024年韓国雇用トップ企業」に選ばれましたが、SNSを中心にこの選定を取り消すための国民請願や不買運動も広がっています。
記事出典:スポーツワールド(韓国)