10月30日午後10時、KBS1の『生老病死の秘密』第929回では、日本で話題の「スロージョギング」ブームに迫ります。
韓国では最近、ランニングが人気ですが、全ての人が速く走れるわけではありません。ケガやメタボリックシンドローム、手術後の方には負担の少ない運動が必要です。そんな中、時速3~6kmのゆっくりとした走り方で健康を改善する「スロージョギング」が注目されています。番組制作陣は「スロージョギング3週間プロジェクト」を通じて、その効果を検証しました。
まず訪れたのは、日本・福岡の大濠公園。ここでは11年以上、朝にスロージョギングを楽しむ集まりが続いています。会話をしながらゆっくりと走り、汗をかいている参加者たちは、40代から70代まで幅広い年代で構成されており、脳神経外科医の松門浩一郎氏(61歳)はスロージョギングを始めたことで約30kgの減量に成功したといいます。
「スロージョギング」は2009年、故・田中宏暁福岡大学名誉教授が考案した運動法で、特に高齢者に人気の負担の少ない健康法です。かつて上皇明仁陛下が健康維持法として「スロージョギング」を挙げたことで、日本全土で話題になりました。
スロージョギングは、つま先から着地し小さな歩幅でリズミカルに進むのが特徴で、後ろのかかとで着地する走り方に比べ、体重負荷が3分の1に抑えられます。歩ける人なら誰でも可能な「スロージョギング」の効果は一体どれほどなのでしょうか?
番組では、体力や健康に不安を抱える63歳の韓氏、47歳の金氏、64歳の韓氏が3週間にわたり毎日1時間スロージョギングを実施。血液検査やCT検査による経過観察を行い、健康の改善効果を確認しました。
この「スロージョギング」の驚くべき効果は、日本だけでなく、韓国でも運動の常識を変える新たな健康法として注目を集めそうです。
『生老病死の秘密』は10月30日午後10時、KBS1にて放送されます。
記事出典:スポーツ京郷(韓国)