「古いアパートを見に来ました。」(YouTubeコメントより)
『BLACKPINK』のロゼの新曲「アパート(APT.)」が大きな話題を呼び、42年前に発表された同名の曲までも逆走ヒットしています。
ロゼは、10月18日にリリースされた初のフルアルバム『Rosie』の先行公開シングル「アパート」でブームを巻き起こしました。この曲は、ブルーノ・マーズとのコラボレーションが特徴のデュエット曲です。
「アパート」は各種音楽チャートでトップを席巻。Spotifyの最新集計によれば、「デイリートップソンググローバル」チャートで3位に初登場し、その後8日連続で1位をキープしています。
ミュージックビデオも爆発的な人気を博しています。公開5日目の10月23日には、YouTubeでの再生回数が1億回を超え、10月28日現在で1億7,352万回に達しました。
特筆すべきは、同名の楽曲も恩恵を受けた点です。歌手ユン・スイルが1980年代に発表した「アパート」が、10月26日のMelon日間チャートで756位に再浮上しました。
Melonだけではなく、Genieチャートでも「アパート」が検索ワード1位を獲得し、その影響で日間ストリーミング回数が急増。ロゼの新曲発表後1週間(10月18日~24日)の間で、ユン・スイルの「アパート」は前週比190%のストリーミング増加を記録しました。
KBSのYouTubeチャンネル『アゲイン 가요톱10(カヨトップ10)』にアップされた「アパートコメントまとめ」動画も注目を集め、公開からわずか2日で10万回以上再生されました。動画のコメント欄には、「ロゼの新曲でこの曲を知った」という声が多く寄せられ、「現時点で最も再建築が上手くいったアパート」などユーモアあふれる反応も見られます。
ユン・スイルもこの現象に注目しており、10月23日にMBC標準FM『ソン・テジンのトロットラジオ』で、自身の楽曲が再び脚光を浴びていることについて感想を語りました。彼は、ロゼとブルーノ・マーズのアイデアを称賛し、「同じテーマの『アパート』を通じて、世界中で活動していることは非常に素晴らしい」とコメント。
さらに、「40年前と音楽のトレンドは大きく変わった。ロゼの曲も中毒性があるが、私の曲も当時10年間、カラオケランキングで1位を逃さなかった」と当時の人気を振り返りました。
ユン・スイルの「アパート」は、1980年代を象徴する名曲で、シティミュージックの元祖とされています。プロスポーツや大学スポーツの応援歌としてもよく使用されてきました。
記事出典:ディスパッチ(韓国)