バーチャル(仮想)アイドルグループ「PLAVE」が連日K-POP界で旋風を巻き起こしています。エンミックスやテミンさえも打ち破り、その勢いは止まりません。

PLAVEが先月20日に発売した新しいデジタルシングル「Pump Up The Volume!」が、21日午前0時時点で韓国最大の音楽プラットフォームMelonの「Hot 100」と「Top 100」の両チャートで1位を獲得する快挙を成し遂げました。

PLAVEのこのような人気は、今年のMelon「Top 100」で1位を獲得したボーイグループがいなかったことからも、さらに驚くべきことです。今年、Melonの「Top 100」で1位を獲得したのは、IUの「Love Wins All」、BIBIの「BAMYANGE」、aespaの「Supernova」、AILEEの「Magnetic」などです。さらに、歴代Melon「Top 100」で1位に輝いたK-POP男性アイドルグループは、BTS、BIGBANG、NCT DREAM、SEVENTEEN、EXOの5グループに過ぎないことを考えると、目覚ましい成果です。

また、先月31日に放送されたMBCの「ショー! 音楽中心」では、エンミックスとテミンを打ち破り、1位トロフィーを手にしました。

ある音楽関係者は、「ボーイグループは女性グループに比べて音源チャートで目立てなかった」とし、「一方、PLAVEは『待っているよ』『なぜ?なぜ?なぜ?』『6回目の夏』など、イージーリスニングの音楽を継続して披露し、大衆の認知度を高めていった」と述べました。

PLAVEの連日の新記録行進、その人気の要因は「人間味」

PLAVEは、ハミン、ノア、イェジュン、バンビ、ウノで構成された5人組のバーチャルボーイグループです。2D形式のアイドルである彼らは、カメラや特殊機材を使用して、人間の本体をキャラクターに変換する点で、従来の仮想アイドルとは一線を画しています。

PLAVEの所属事務所であるBLASTのイ・ソング代表は、「PLAVEは技術的にはバーチャル技術を使用していますが、その内容物は『人間の香り』が強く漂うべきだと考えました。準備段階からメンバーが直接ライブで歌うなど、人間的な側面を見せようと努力しました」とし、現実に基づいた「本来のキャラクター」が存在する点をPLAVEの成功要因として挙げました。

PLAVEが記録した「初」の記録は今回が初めてではありません。今年2月に発売されたミニ2集『ASTEROUM: 134-1』での活動で、PLAVEは地上波の音楽番組で1位を獲得しました。これはバーチャルアイドルとしては「初」の記録です。

また、アルバムの累積ストリーミングが10億回を達成し、Melonの殿堂「ビリオンズクラブ」に歴代最短記録で名前を載せ、初の単独コンサートは先行予約チケットオープンで7万人以上のファンの同時接続を引き出しました。PLAVEは10月5〜6日に蚕室室内体育館でファンコンサート「Hello, ASTEROUM! アンコール」を開催します。

大企業も参入したバーチャルアイドル市場…第2のPLAVEは誕生するのか

バーチャルアイドルはもはや一部のマニア文化ではなく、K-POPの一つの流れとして確立されました。PLAVEが示した成果は、音楽業界にも新しい指標を提示したと評価されています。

そのおかげで、バーチャルアーティスト市場も活気を帯びています。特に、多くの人気グループを擁する大手エンターテインメント会社も一斉にこの市場に参入しています。

HYBEは6月にガールグループ「Cyndi8」をローンチし、SMエンターテインメントは初のバーチャルアーティスト「Naevis」のデビューを控えています。Naevisは6月にグループaespaの単独コンサートでサプライズ公開されました。バーチャルヒューマン専門企業Onmindが制作した新しいバーチャルボーイグループ「IONIT」も先月デビューしました。

資本力と市場のノウハウを持つ大手企画会社を中心に、新人バーチャルアイドルが大挙して登場することが予告されています。市場の熱気が高まる中、市場の構図が変わるかもしれないという期待が漂っています。

オリジナル写真出典: BLAST、SMエンターテインメント、Onmind
写真・記事出典: スポーツソウル (韓国)

PrevFIFTY FIFTY、2集タイトルは『LOVE TUNE』「私たちだけの音楽的カラー」
NextSHINeeのキー、未来的なスケジュールポスター公開…今回も一味違う
*コメント*する