歌手ジェシがファン暴行事件を黙認したという疑惑が、さらなる波紋を呼んでいます。
最近、オンラインコミュニティでジェシの未成年ファンを暴行した加害者A氏の身元が公開されました。ネットユーザーたちは、A氏が自身のアカウントに「三合会所属」と書いていたことや、三合会と見られる人物たちとの写真が公開されていること、さらにYouTubeの三合会紹介動画のサムネイルにA氏が写っていることから、A氏が三合会の一員だと主張しています。
これに関連し、弁護士のソン・スホ氏は10月18日に放送されたCBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』で、ジェシがファン暴行事件を見て見ぬふりをした理由についていくつかの仮説を示しました。彼は、「1つ目は、ジェシやプロデューサーのコアラが事件を知らなかった可能性。2つ目は、ジェシが有名なため、問題を無理に隠そうとした可能性。そして3つ目は、加害者を知っているが、事情があって明かせない可能性」と分析しました。
さらに、加害者の身元が明らかになることでジェシが困る状況になるのではないかという見方も浮上。ソン弁護士は、CCTVの映像や目撃者の写真を根拠に「目撃写真の中の人物が加害者と非常に似ている。写真に写る女性も暴行事件の現場にいた一行の一人で、ジェシと共にいた人物が撮影された写真があるなら、関連性がある可能性がある」と述べました。
また、事件当時にジェシと一緒にいたプロデューサーのコアラは、アメリカ・ロサンゼルスの韓国系ギャング「Korean Outlaws」の一員ではないかとの疑惑も取り沙汰されています。彼の腕に彫られた「KOS」のタトゥーが、ギャング名の略称とされています。
ジェシは先月29日、ソウル・カンナム区アプクジョンドンで写真撮影を求めた未成年ファンが同行者A氏に暴行されるのを目撃しながらも、黙認したとの疑いをかけられています。被害者は事件直後に警察に通報し、警察はアプクジョンドンの飲食店でジェシとその一行を発見しましたが、ジェシの一行はA氏を知らないと答えました。
その後、ジェシやプロデューサーのコアラを含む4人は被害者から告訴され、ジェシは10月16日にソウル江南警察署に出頭して調査を受けました。彼女は「暴行犯を早く見つけてほしい。当日、加害者とは初対面だった」と述べています。
しかし、ジェシがコアラプロデューサーと親しく接している写真が公開され、過去にもイテウォンのクラブでジェシと彼女の友人に暴行されたというネットユーザーが「当時も加害者が出国したと言われた。同じ手口だ」と証言し、ジェシが嘘をついているのではないかという論争が浮上しています。
この騒動の影響で、ジェシは所属事務所DODとの専属契約を解除しました。
記事出典:スポーツ朝鮮(韓国)