歌手ジェシーが同行者によるファンへの暴行事件で論議を呼んでいる。加害者が韓国系ギャングだという主張まで出ており、ジェシーも警察の取り調べを受ける見通しだ。
14日に放送されたJTBCの「事件班長」では、ジェシーに写真をお願いした未成年のファンと彼の母親が、ジェシーの謝罪文について追加の見解を明らかにした。
被害者の母親は「謝罪文を見たが、ジェシーは言い訳ばかりしており『同行者ではない。突然現れた』というのは納得できない。なぜなら、息子はジェシーと一緒にいたと言っていたからだ」と述べた。さらに「ジェシーは被害者を見た瞬間立ち上がって追いかけようとしたが、見逃した。加害者が暴力を振るったときもジェシーはただ見ていただけだった」と憤りを示した。
被害者も「ジェシーが反省しているようには見えず、『道義的責任』という言葉を使うのは誠実さに欠ける」と不満を表した。
公開されたCCTVの映像では、被害者がジェシーに写真をお願いし、断られた後、一人の男性が被害者を脅した。その際、ジェシーが男性の腕をつかんで止めようとし、別の男性が被害者の顔を殴ろうとした際も、ジェシーはその腕を止めようとした。しかし、すでに暴行は行われており、ジェシーは後退する様子が映し出されている。
「事件班長」によると、最初に被害者を脅した男性はジェシーのプロデューサーであり、「KOS」というタトゥーが韓国系ギャングの略称であると説明された。
一方、ジェシーの所属事務所の弁護士は「ジェシーはギャングとは無関係であり、同行者についてもその日初めて会った人だ」と反論している。
また、ソウル江南警察署は「ジェシーを含め、現場にいた関係者を順次呼び出して調査する予定だ」と発表した。
ジェシーは12日、自身のSNSで「私と関わる暴行事件でご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪し、被害者とその母親に謝罪の意向を示している。
今後の捜査の進展が注目される。
記事出典:SPOTV NEWS(韓国)