イメージ1はこちらから イメージ2はこちらから イメージ3はこちらから
第96回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞したAP通信制作の『マリウポリでの20日間』が、11月6日に公開されることが決定し、戦争の悲惨さを伝えるティーザー予告編と報道スチールが公開されました。
『マリウポリでの20日間』は、ロシアの侵攻により包囲されたウクライナの都市マリウポリで、AP通信の取材班が隠されそうになった真実を記録した緊迫した20日間を描いたフロントライン・ドキュメンタリーです。
公開されたティーザー予告編では、取材班がカメラを一度も置かず、戦争の惨状を最前線で記録し続けた緊迫感あふれる20日間が映し出されています。監督ムスティスラフ・チェルノウの「戦争は爆発ではなく、静寂から始まる」というナレーションが、戦争が他人事ではなく、どこででも起こり得るという警告を発しています。ロシア軍による市民や民間施設への空爆を捉えた場面や、集団墓地の様子、戦争を恐れる子供の涙を堪える姿は、戦争の残酷さを衝撃的に描き出しています。
さらに、公開されたスチール画像では、マリウポリが一瞬にして戦争によって破壊され、非人道的な場所へと変わってしまった様子が描かれています。ロシア軍のZ記号が描かれた戦車が病院に侵入するシーンや、民間施設への砲撃の瞬間が鮮明に捉えられており、戦争の非倫理的な側面が強調されています。特に、無表情で応急処置を受ける医師や重傷を負った妊婦、消えそうな炎にすがりつく市民の姿が、戦争の悲劇を生々しく映し出しています。
『マリウポリでの20日間』は、2023年1月にサンダンス映画祭で初公開されて以来、20ヶ月以上にわたりRotten Tomatoesで100%の高評価を維持し、その作品性を確固たるものにしています。この作品は、AP通信の取材班と映画『サマへ』のプロデューサーであるレイニー・アロンソン・ラスが力を合わせ、戦争の現実を客観的に記録することに重点を置いています。
このドキュメンタリーは、11月6日(水)に公開される予定です。
記事出典:KBSメディア(韓国)