歌手チョン・ドンウォンと彼のファンクラブ「宇宙総動員（우주총동원）」が、韓国で発生した大規模な山火事の被害者支援のため、総額1億3,000万ウォン（約1,430万円）相当の寄付を行った。寄付は韓国赤十字社を通じて行われ、温かい善行として多くの注目を集めている。
チョン・ドンウォンは3月27日、故郷である河東（ハドン）に指定寄付という形で、1億ウォンの寄付金と3,000万ウォン相当の救援物資を届けた。彼自身も韓国赤十字社の広報大使として活動しており、被災者への深い思いを行動で示した。
「突然の山火事で被害に遭われた方々に、少しでも慰めになればと心から願っています。犠牲になられた方々とご遺族に、深い哀悼の意を表します」と語ったチョン・ドンウォンは、さらに「昼夜を問わず消火活動に尽力されている消防士の皆さんに感謝と応援を送ります。これ以上の被害が出ず、全国の山火事が早く鎮火し、日常が戻ることを願っています」と思いを述べた。
ファンクラブ「宇宙総動員」も「ドンウォンの優しさに共感し、ファンとして誇りに思います。小さな支援ですが、被災地の復旧に少しでも役立てば嬉しいです」と温かい気持ちを寄せた。
韓国赤十字社のキム・チョルス会長は「チョン・ドンウォンと『宇宙総動員』による1億3,000万ウォンの寄付は、山火事で苦しむ被災者たちの生活支援や地域復興に大きな力となるでしょう」と感謝の意を表した。
韓国赤十字社は、山火事が発生した3月21日以降、慶尚南道山清（サンチョン）、慶尚北道義城（ウィソン）、蔚山蔚州（ウルサン・ウルチュ）などの被災地に職員とボランティアを派遣し、救援活動を展開している。3月25日までに、職員・ボランティア合わせて1,212人が現場で活動し、救援セット1,268個、毛布4,865枚、シェルター349棟、飲料水を含む物資56,985点を提供。さらに、24,800人に食事支援を行い、795人に災害心理カウンセリングも実施した。
なお、韓国赤十字社は4月22日まで、大型山火事の被災者支援を目的とした緊急募金キャンペーンを展開中。寄付は赤十字社の公式サイト、NAVER「ハッピービーン」などを通じて参加可能。
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記事出典：Dispatch（韓国）