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映画『ベテラン2』(監督:リュ・スンワン)が一桁台の観客数で1位を守っている中、10月1日に公開される『ジョーカー:フォリー・ア・デュー』(監督:トッド・フィリップス、以下『ジョーカー2』)が全体予約率1位を確定した。果たしてボックスオフィスの王座は入れ替わるのだろうか。

この日の午前、映画振興委員会映画館入場券統合電算網によると、『ベテラン2』は前日に77,584人を動員し、累計観客数648万9,434人を記録した。

秋夕(チュソク、韓国のお盆)連休に単独で登場した『ベテラン2』は、連休特需を十分に享受したが、その後観客数は著しく減少した。最初の週末(207万7,000人余り)、2回目の週末(91万4,000人余り)と比べ、目立った減少が見られる。日ごとの観客数は一桁台で、1,000万突破は容易ではない模様だ。

2位の『トランスフォーマー ONE』(監督:ジョシュ・クーリー)は14,651人が観覧し、累計観客数は21万2,504人に達した。

3位は10年ぶりに再公開された『ビギン・アゲイン』(監督:ジョン・カーニー)で8,974人が鑑賞し、累計観客数は363万3,106人を記録した。

予約率ではホアキン・フェニックスとレディー・ガガ主演の『ジョーカー2』が2日連続でトップを記録している。現在、事前予約数13万3,997人で、『ベテラン2』(約9万人の予約数)を上回っている。その後に続くのは『大都市の愛の法則』(監督:イ・オンヒ)で、予約数57,212人で予約率3位を占めている。

『ジョーカー:フォリー・ア・デュー』は、サイコな男女主人公のラ・ラ・ランド、すなわちミュージカル・ダーク・ロマンスだ。前作で限りなく暗く陰鬱だった雰囲気に比べると(依然として悲しいが)、希望に満ちたエネルギーが不思議に溶け合っている。愛に落ちた『ジョーカー』と『ハーレイ・クイン』のおかげだ。実質的なストーリーは根だけ存在し、途切れることなく続くミュージカルナンバーがその空白を埋めている。ホアキン・フェニックスの狂気に満ちた熱演は相変わらずで、その上に予想とは異なるレディー・ガガの独特なオーラが重なる。ある人にとっては奇作、また別の人にとっては傑作となりうる作品で、賛否両論が予想される。

記事出典:毎日経済(韓国)

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