K-POPボーイズグループの始まりを象徴するH.O.T.はNCT DREAMと共に『Candy』を披露し、ガールズグループの原点といえるS.E.S.はaespaとペアを組んで『Dreams Come True』を歌い上げました。これはK-POP市場の先駆者、SMエンターテインメントの過去と現在、そして未来の融合を示す象徴的な瞬間でした。
SMエンターテインメントは創立30周年を迎え、1月11日と12日の2日間、ソウル高尺スカイドームで『SMTOWN LIVE 2025』を開催しました。この約5時間半の公演では、SM1世代のH.O.T.、S.E.S.、BoAをはじめ、2世代の東方神起、SUPER JUNIOR、SHINee、3世代のEXO、Red Velvet、NCT、さらにそのバトンを受け継いだaespaとRIIZEといった4世代が総出演し、世代を超えたステージが展開されました。
公演は東方神起の『Rising Sun』で幕を開け、SUPER JUNIORの『갈증(渇望)』、BoAの『Girls on Top』が続きました。BoAは「SMTOWN LIVE 30周年公演へようこそ」と挨拶し、「先輩後輩アーティストのコラボステージから、SMの未来を担う練習生たちの舞台まで、飽きることなく楽しめる公演を準備しました」と自信を見せました。
続いて登場したaespaは『Supernova』『Whiplash』で観客を魅了し、RIIZEは『Impossible』『Boom Boom Bass』で新世代らしいエネルギーを発揮しました。
1990~2000年代を代表する先輩たちと、現在のK-POP市場を支える後輩たちが共に作り上げたステージは感動を呼びました。H.O.T.のKANGTAはNCTのジェヒと共に『北極星』を歌い、H.O.T.の『행복(幸せ)』ではKANGTA、Tony An、NCTのシャオジュン、ヘンドリー、ショーン、ユウシ、RIIZEのウォンビン、アントンが共演しました。S.E.S.のBADAは後輩たちと代表曲を歌い、「韓国初の女性アイドルボーカル」としての誇りを語り、大きな拍手を受けました。
SMの未来も垣間見ることができました。SMがローンチした韓英合同ボーイズグループDear Aliceのメンバーが初めて観客の前に登場し、デビュー曲『Ariana』を披露しました。また、練習生で構成されたSMTR25は、EXOの『으르렁(Growl)』とSHINeeの『Lucifer』のトリビュートステージを披露。SM初のバーチャルアーティストナイヴィスも未公開楽曲『Sensitive』を発表し、注目を集めました。
SMの30年の歴史を総括するこの壮大な公演は、出演者全員によるH.O.T.の『빛(光)』の合唱で幕を閉じました。東方神起のチャンミンは「皆さんのおかげでSMエンターテインメントが30周年を迎えることができました」と感謝の言葉を伝えました。
一方で、SM創業者のイ・スマン前総括プロデューサーは今回の招待に応じず、少女時代やEXOの完全体ステージ、SHINHWAメンバーの参加がなかった点は一部のファンに惜しまれました。
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記事出典:文化日報(韓国)