1月15日に公開される映画『暴落』の脚本と演出を手掛けたヒョン・ヘリ監督が、制作の裏話や故ソン・ジェリムとの撮影エピソードを明かし注目を集めています。
映画『暴落』は、約50兆ウォンの消失で世界を震撼させた仮想通貨大暴落事件を基にした犯罪ドラマです。脚本と監督を務めたヒョン・ヘリ監督は、『契約社員を9回もした女』でカンドラマフェスティバルで高評価を受け、多くの時事教養番組を演出してきたPD出身の実力派です。
本作は韓国国内だけで28万人もの被害者を出した「ルナコイン暴落事件」をモチーフにしています。企画当初、6部作のウェブドラマとして構想された本作は、主人公の失敗をブラックコメディ調で描く予定でした。しかし、実在する人物への取材が深まるにつれ、その物語の重みが増し、構成を大きく変える必要性を感じ、長編映画として再構成されました。仮想通貨市場の暴落がもたらす社会的影響と個人の悲劇を深く描くため、徹底的な事前調査や法律相談を基に物語が練り直されました。
映画『暴落』では、主人公ヤン・ドヒョンの総体的な失敗とその過程を1本のストーリーに集中させ、ギャンブル的な一攫千金の夢が引き起こす巨大な崩壊というテーマを強烈に伝えています。
ヒョン・ヘリ監督は、故ソン・ジェリムについて「実際の事件や関連人物を演じるにあたり、彼は非常にプロフェッショナルな姿勢を見せてくれました」と語りました。撮影前日には最新の事件記事を確認し、「昨日こんなインタビューが出ていました」「脚本のこの部分を少し変更してみては?」と提案するなど、作品に対する情熱があふれていたと振り返りました。
世界を震撼させたルナコイン大暴落事件を描いた映画『暴落』は、2025年1月15日に公開されます。
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記事出典:SPOTV NEWS(韓国)