韓国のラッパー、スリーピーが元所属事務所であるTSエンターテインメントとの5年にわたる法廷闘争において、最終的に勝利を収めました。

大韓民国最高裁判所第3部は、9月12日にTSエンターテインメントがスリーピーに対して起こした損害賠償請求の上訴審で、原告であるTSエンターテインメントの上告を棄却しました。これにより、スリーピーは全面的な勝訴を勝ち取り、裁判費用もTSエンターテインメントが負担することが確定しました。

この法廷争いは2019年4月、スリーピーがTSエンターテインメントとの専属契約が無効であることを確認する訴訟を提起したことから始まりました。その後、TSエンターテインメントは「スリーピーが出演料やSNS広告収入を隠していた」と主張し、2億8千万ウォン(約2,800万円)の損害賠償を求める反訴を行いました。

しかし、1審と2審の判決はともにスリーピーの主張を認め、TSエンターテインメントの請求を棄却しました。裁判所は、スリーピーが受け取った出演料は契約終了後のものであり、分配の対象ではないと判断。また、専属契約は法的に適切に解除されたため、TSエンターテインメント側の損害賠償請求は認められないと結論付けました。

これに対し、TSエンターテインメントは最高裁に上告しましたが、最終的にその主張は退けられ、スリーピーが最終的な勝利を収めることとなりました。

この判決により、長きにわたる法廷闘争は幕を下ろしました。

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記事出典: 文化日報 (韓国)

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