キム・ゴンヒ大統領夫人を取り巻く論争をテーマにしたドキュメンタリー映画**『ファーストレディ』**(監督:アエモン)が公開初日、4822人の観客を集め、ボックスオフィスで8位を記録しました。
国内外の強力な新作の中で注目のスタート
韓国映画振興委員会の映画チケット統合電算網によると、『ファーストレディ』は12月12日の公開初日に4822人の観客を動員し、累計観客数は7048人に達しました。新作の『消防士』、『大家族』、『1勝』や海外作品の『モアナ2』、**『ウィキッド』**などが熾烈な競争を繰り広げる中、ボックスオフィスで10位以内にランクインした点が注目されています。
話題作の背景
**『ファーストレディ』**は、高級ブランドバッグの授受、楊平高速道路ルート変更問題、市民の国政介入疑惑など、ユン・ソギョル政権下で様々な論争の中心にあったキム・ゴンヒ夫人を取り上げたドキュメンタリー映画です。この映画は、最近の政治状況やユン大統領の対応によってさらに注目を集めています。
特に12月12日、ユン大統領が4回目の国民向け声明を通じて辞任や弾劾要求を事実上拒否したことが議論を呼び、映画に対する関心が急上昇。ソウルの主要上映館ではチケットが完売する現象も観測されました。
また、映画のメイントレーラー動画も話題を呼び、公開日には視聴回数が51万回を突破。13日午前時点では62万回を超え、コメント数も1600件を記録しています。視聴者は「このドキュメンタリーは今の時期に大ヒットしそう」「全国民が見るべき」「弾劾が可決されたら大ヒット確実」といったコメントを寄せ、映画への関心を示しています。
映画の内容とインタビュー
映画には、キム夫人に高級ブランドバッグ(ディオールバッグ)を渡したとされるチェ・ジェヨン牧師や、2022年の大統領選挙当時、キム夫人と7時間以上電話で話したソウルの声のイ・ミョンス記者、10年以上にわたりキム夫人一家と訴訟を繰り広げたチョン・デテク会長などがインタビューに登場します。さらに、キム夫人の学歴および経歴詐称、論文盗用、ドイツモータース株価操作疑惑、占い師との関係説など、多角的に掘り下げています。
政治ドキュメンタリーの新たな記録を打ち立てるか
ボックスオフィス1位を走る**『消防士』や注目の海外作品が激しい競争を繰り広げる中、『ファーストレディ』**が弾劾政局という時事問題と重なり、大衆の関心をどれだけ引きつけられるかが注目されます。
記事出典:イーデイリー(韓国)