映画監督の奉俊昊(ポン・ジュノ)氏や俳優のムン・ソリ氏をはじめとする映画人2,500人以上が、大統領の罷免を求める緊急声明を発表しました。
声明発表の背景
「尹錫悦退陣要求映画人一同」は12月7日、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の職務停止と罷免を要求する声明を発表しました。この声明には、奉監督のほか、監督のパク・ヨンジュ氏、俳優のカン・ドンウォン氏、キム・ゴウン氏、ムン・ソリ氏、パク・ウンビン氏、ソン・イェジン氏など、映画界の著名人2,518名が賛同しました。
また、韓国シネマテーク協議会や韓国映画撮影監督協会、5.18映画祭など77団体も連名で声明に参加しました。
声明の内容
映画人たちは声明の中で、「尹錫悦はもはや大韓民国の映画人にとって大統領ではなく、内乱罪の現行犯である」とし、「大統領の職務を停止させ、罷免・拘束すべきだ」と強調しました。
さらに、「人文学的常識では理解しがたく、映画的な想像力を駆使しても妄想に過ぎないようなことが現実に起きている」とし、「大韓民国の存続に最も危険な存在は尹錫悦であり、彼を大統領職から降ろすことが民主共和国を守るための最も緊急な課題である」と述べました。
職務停止と弾劾を要求
声明は、現在の混乱した状況を打開し、大韓民国の失墜した国際的地位を回復するためには「大統領の職務停止が第一の前提条件」であり、「最も迅速な方法が弾劾であるならば、それを選択すべきだ」と主張しました。
与党への警告と呼びかけ
与党・国民の力(국민의힘)の国会議員に対しても、弾劾への参加を求めました。「政権再創出のための政治的計算に没頭している国民の力の議員たちに警告する」とし、「内乱の共犯者として歴史に名を刻むのか、それとも国民の命と安全を最優先に考える政治家として記憶されるのか、自ら選択せよ」と強く訴えました。
今回の声明は、大統領に対する強い批判とともに、映画界が社会問題に対して積極的に意見を表明する姿勢を示しています。
記事出典:国民日報(韓国)