尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常戒厳を宣言したことを受け、一部の著名人が自身の意見をSNSで表明し、注目を集めた。
まず、作家兼放送人のホ・ジウンは12月3日、自身のInstagramに「もうこれ以上は耐えられません」と投稿し、今回の非常戒厳に対する心境を明らかにした。
俳優のキム・ジウは「生きていて戒厳令を直接経験するとは思わなかった。戒厳軍が国会を封鎖する光景を見ることになるとは」と述べた上で、「戒厳軍を責めるつもりはない。ただ現場に動員された軍人たちは何の罪もない。ただ命令に従って出動しなければならなかった彼らも、私と同じ韓国国民だ」と、若い兵士たちに対する気遣いと共感を示した。
タレントのイ・サンミンは英語で長文のメッセージを投稿し、「韓国はこれを乗り越える力がある。韓国国民は現在の戒厳を正しい方向に導くだろう」と述べた。また、「韓国は戦争状態でも混乱状態でもない。ただ政治的な対立問題から戒厳令が宣言され、国会はこれを終了する決議を行った。韓国は安全だ。韓国を愛する全世界の方々に安心してほしい」と呼びかけた。
尹大統領は12月3日午後10時25分、緊急国民特別談話を通じて「従北勢力を一掃し、自由な憲政秩序を守るために非常戒厳を宣言する」と発表。しかし、これに対し国会は12月4日午前1時ごろ、在席議員190人全員の賛成で戒厳解除決議案を可決した。
その後、尹大統領は12月4日午前4時30分、「国務会議を通じて国会の要求を受け入れ、戒厳を解除する」と述べた。
記事出典:スポーツ東亜(韓国)
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